明日の蒼の空
 りさと一緒にみんなのふっちゃんに向かっていたとき、青葉さんが、私とりさの方に向かって歩いてきた。

 無精ひげは剃られていて、引き締まった表情をしている。

「こんにちは」
 青葉さんに挨拶されたのは初めて。

 私は慌てて挨拶を返した。

「あの、急にすみません。ちょっとお時間をいただけますか」
 青葉さんは真剣な表情で私に向かって言った。

「あ、はい。いいですよ」
 いったい何の用なんだろう。と思いながら、私は返事をした。

「どうもありがとうございます。ここで話すのもなんですので、東ひまわり公園に行きませんか?」

「いいですよ」

 青葉さんと私とりさは、歩いて東ひまわり公園に向かった。

「このお兄さんとお話をするから、りさは遊んでてくれるかな」

「うん。わかった」

 りさは砂場で遊び始め、青葉さんと私はベンチに座った。
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