明日の蒼の空
あとがき
 明日の蒼の空をお読みいただき、ありがとうございました。

 心から感謝申し上げます。




 もし、天国が存在するなら、この世界のように町があると思い、独自の世界観で天国を描き

ました。好きなように描いています。

 とても暮らしやすく、のどかで平和な世界だと私は思っています。

 天国の人々も普通に暮らしていると思います。

 子供は学校に通い、大人は働く。

 ご飯を食べて、睡眠を取る。

 休日があり、たまに旅行に行ったりもする。

 亡くなった人は歳を取らないという方がいらっしゃいますが、私は亡くなった人も歳を取る

と思っています。

 なぜなら、永遠は存在しないと思っているからです。

 永遠に人生が続いてしまったら、それは辛いことだと思います。

 限りある人生だから、頑張れる。




 本当の天国がどんな世界なのかはわかりません。

 神様がいるのかもわかりません。

 どうやって天国に上がるのか。

 どのような人が天国に上がれるのか。

 わかりませんので、曖昧に描いています。

 ご了承ください。



 
 この物語は、天国の住人、八木蒼衣の視点で描いています。天国の人の視点です。

 この世界で、愛する人や大切な人を亡くされた方は、とても辛い思いをされています。

 それと同じで、天国の人々も辛い思いをされているのではないでしょうか。

 この世界で暮らしている方々を心配されているのではないでしょうか。

 そう思い、天国の人々の立場になって、この物語を書きました。






 ☆空の下の笑顔の樹

 いつか必ず再会できる。

 何年間も何十年間も、愛する人や大切な人を想われている方に向けて書いた物語です。




 ☆透き通る季節の中で

 愛する人を失い、新たな恋をしてもいいのか、悩んでいる方が大勢いらっしゃいます。

 その方々を応援する意味を込めて書いた物語です。




 空の下の笑顔の樹

 透き通る季節の中で

 明日の蒼の空

 三部作になります。
 





 明日の蒼の空

 ラストの一行。

 解説する必要はないと思いますが、あえて解説させていただきます。

 「私は今日も元気です」

 私たち(天国の人々)は元気に暮らしていますので、何も心配しないでください。どうか元気

になってください。という意味が込められています。

 愛する人や大切な人を亡くされて、元気がないのは当然です。立ち直れないのも当然です。

 様々な問題を抱え、苦悩されていらっしゃると思います。

 元気になる必要があるのか、立ち直る必要があるのか、元気にならなくてもいいじゃないか

、立ち直れなくてもいいじゃないか。そう思われている方は大勢いらっしゃると思います。

 それは致し方ないことだと思います。

 暗闇から抜け出すのは、とても困難なことです。




 愛する人や大切な人(天国の人々)を安心させるためには、元気になったほうがいいと思いま

す。ご自身のためでもあります。

 ゆっくりと少しずつ。無理はしないで。

 作者からの願いです。
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