明日の蒼の空
今日も十一時過ぎに色鉛筆の入った手提げバッグとスケッチブックを持って家を出た。
淡い水色の空のキャンバスに何の絵を描こうか。どの色で描こうか。文字も描いてみようか。どのくらいの高さに描こうか。私は頭の中でイメージを膨らませながら、いつもの道を一人で歩いて街の中心街に向かった。
夏美さんが通っている美容院に入るのは私は初めて。というより、美容院に入ること自体が私は初めて。床屋さんに行くこともなく、髪はずっと姉に切ってもらっていた。
華やかでエレガントな外観の、びゅーてぃーさんふらわあ。
美容院は大人の女性が入るところ。お子ちゃまの私には場違いのような気がしてならない。
やっぱり、今日はやめておこうか。また今度にしておこうか。私はびゅーてぃーさんふらわあを目の前にして怖気づいてしまった。
相変わらず小心者の自分が嫌になるけど仕方がない。
淡い水色の空のキャンバスに何の絵を描こうか。どの色で描こうか。文字も描いてみようか。どのくらいの高さに描こうか。私は頭の中でイメージを膨らませながら、いつもの道を一人で歩いて街の中心街に向かった。
夏美さんが通っている美容院に入るのは私は初めて。というより、美容院に入ること自体が私は初めて。床屋さんに行くこともなく、髪はずっと姉に切ってもらっていた。
華やかでエレガントな外観の、びゅーてぃーさんふらわあ。
美容院は大人の女性が入るところ。お子ちゃまの私には場違いのような気がしてならない。
やっぱり、今日はやめておこうか。また今度にしておこうか。私はびゅーてぃーさんふらわあを目の前にして怖気づいてしまった。
相変わらず小心者の自分が嫌になるけど仕方がない。