明日の蒼の空
「それでは、練習を始めましょう」
「はい。ご指導をよろしくお願い致します」
いよいよレッスン開始。
空のキャンバスに絵を描く第一人者であるひばりさんにスケッチブックを持ってもらい、私は右手で水色の色鉛筆を握り締めた。
もう恥ずかしいなんて思っていられない。私も空のキャンバスに絵を描くんだ。という気持ちを強く持った。
「まずは描く絵を決めましょう」
「はい。私もひまわりの絵を描いてみようと思います」
描き慣れているひまわりの絵なら自信がある。
ひばりさんのように、上手に描けるかどうかはわからないけど、とにかくチャレンジあるのみ。
「いきなり高いところに描くのは難しいと思うから、まずは自分の目の前に描いてみましょうか」
「はい」
自分の目の前に描くといっても、初心者の私には難しい。
言うまでもなく、私はスケッチブックなどの、白色の紙にしか描いたことがない。
集中しようにも、公園を囲っているポプラの樹の緑色が目に入って気が散ってしまう。
「空中に描くとは思わず、スケッチブックに描くと思って」
どうにもこうにも空中に絵を描くイメージが掴めず、おたおたしていると、ひばりさんがスケッチブックを広げてくれて、私の目の前に立ってくれた。
そのおかげで、ポプラの樹の緑色は視界に入らない。スケッチブックの白色だけが見える。これで集中できる。
「はい。ご指導をよろしくお願い致します」
いよいよレッスン開始。
空のキャンバスに絵を描く第一人者であるひばりさんにスケッチブックを持ってもらい、私は右手で水色の色鉛筆を握り締めた。
もう恥ずかしいなんて思っていられない。私も空のキャンバスに絵を描くんだ。という気持ちを強く持った。
「まずは描く絵を決めましょう」
「はい。私もひまわりの絵を描いてみようと思います」
描き慣れているひまわりの絵なら自信がある。
ひばりさんのように、上手に描けるかどうかはわからないけど、とにかくチャレンジあるのみ。
「いきなり高いところに描くのは難しいと思うから、まずは自分の目の前に描いてみましょうか」
「はい」
自分の目の前に描くといっても、初心者の私には難しい。
言うまでもなく、私はスケッチブックなどの、白色の紙にしか描いたことがない。
集中しようにも、公園を囲っているポプラの樹の緑色が目に入って気が散ってしまう。
「空中に描くとは思わず、スケッチブックに描くと思って」
どうにもこうにも空中に絵を描くイメージが掴めず、おたおたしていると、ひばりさんがスケッチブックを広げてくれて、私の目の前に立ってくれた。
そのおかげで、ポプラの樹の緑色は視界に入らない。スケッチブックの白色だけが見える。これで集中できる。