明日の蒼の空
　今日も帰りにみんなのふっちゃんに立ち寄った。

「蒼衣さん、こんにちは。いらっしゃい」
　いつもの優しい笑顔で出迎えてくれた菓絵さんに、昨日描いた似顔絵をプレゼントしてみたら、喜んで受け取ってくれて、お店の壁に飾ってくれた。

　空のキャンバスに絵が描けるようになったことと、料理の絵とランチメニューの文字を描くというお仕事を任されたことを話してみたら、「おめでとう。良かったわね」と笑顔で言ってくれた。

　私はすごく嬉しくなって、五円チョコを五つもいただいてしまった。

　夕食の席で、夏美さんに写真を見せて、今日の出来事を話してみたら、「素敵なお仕事をいただけて良かったね」と笑顔で言ってくれて、可愛らしいデザインの腕時計をプレゼントしてくれた。

　私は嬉しさのあまり、滅多に飲まないビールを飲んでしまった。

　案の定、私はすぐに酔っ払ってしまった。

「ふふふふふ。蒼衣ちゃんは本当にお酒が弱いのね。顔が真っ赤よ」と夏美さんに笑われてしまった。

　それでも私はビールを飲んだ。
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