運命を知らない占い師
「初めてのご出席、どうでしたか?」
「少し、疲れました」
母からの問に笑って答える。
「お疲れ様です。お風呂が沸いてますから、いつでも入って下さいね」
「ありがとうございます。母さん。では、入らせてもらいますね」
優介が笑いかけると、母も嬉しそうに笑った。
お風呂に入り着替えもし、床について今日の事を振り返る。
『貴方の、未来が見えない』
『未来が見えないという事は、貴方は時期に死ぬという事。短い人生を謳歌するといい。』