運命を知らない占い師

これだから偉い人は嫌なのだ。


自分を偉いと思い何をやってもいいと思い込んでいる。


自分はそんな風になりたくなかった。


「新田さん。落ち着いてください」


将太と二人で新田を落ち着かせようとする。


「おや!門真君に向坂君ではないか!何だ?君達も占ってもらったのかい??」


酒の匂いがプンプンしている。


「こりゃ~だいぶ飲んでるみたいだな」


将太が言った。


「うん。とにかく、この部屋から出さないと…」
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