運命を知らない占い師
「お前の親父さんがカンカンになってな。実際の所、お家の位の高さでは門真家の方が新田家よりも高いらしいぜ」
「そうなの?!お、驚く事があり過ぎてアタマが付いていけないよ…」
「お前の今の頭じゃな」
将太は茶化すように笑う。
「そ、そういう事じゃなくて!あ、いや、それも関係してるのかな…?と、とにかく、父さんが怒って新田さんのお家を潰したって事だよね??」
「まぁ、簡潔に言っまえばな。占い師の占いは当たったって事だ」