運命を知らない占い師

「死ぬとかそんな悲しい事、お姉さんが許しません!その間も言ったでしょう?!優介さんは死にません!私の可愛い弟は、いつまでもいつまでも生きるんです!」


「薫子…」


「そうでしょう?!将太さん!」


「え?!」


突然同意を求められ、将太は困った顔をする。


「そ、そうですね…優介はきっと長生きします…」


狼狽えながらもそう答えると、薫子は満足そうにした。


「将太さんもそう言っています!お姉さんとお友達を信じて下さい!」
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