近くて遠い・・・
佑斗は幼い頃から全然変わってないよ。
こういう優しいところが大好きだよ。
「やべぇ、俺も寒くなってきたかも・・・」
私は佑斗の手に触れた。
その手はとても冷えていて・・・
「寒いなら一枚服返すよ?」
「いいよ。俺はこれで温かくなるから」

ぎゅっ

佑斗は私を抱きしめている。
「ゅぅ・・・と///」
「俺、こんなことしたら駄目だって分かってる。智哉にも悪いって思ってる。だけど・・・」
佑斗は震えている。
私は佑斗の胸に顔を埋めた。
「そんなことしちゃ・・・好きになっちゃうよぅ//」
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