近くて遠い・・・
私たちはずっと抱き合っていた。
正直、私は佑斗とずっとこうしていたいと思った。
しばらくすると雨が止んできた。
「佑斗、そろそろ皆のところに行く?」
・・・・佑斗から返事は無かった。
見てみると、すっかり寝ているようだった。
私は佑斗の口にキスをした。
多分気付いてないだろう。
こんなことしちゃいけないのに。
ただの幼馴染だったのに。
私には智哉がいるのに。
< 17 / 36 >

この作品をシェア

pagetop