近くて遠い・・・
これ以上傷付くのを恐れているだけの私。
最低だよね。
私はせっかく皆で作ったカレーライスも食べられなかった。
そんな私の異変に一番に気付いてくれたのは親友の夏帆だった。
「莉那、そのキスマーク・・・」
あ、キスマーク付いてたんだ。
私は親友には隠し事なんてできなかった。
夏帆にさっきの出来事を全て話した。
全て話すと夏帆は私をなでてくれた。
「莉那はよく頑張ったよ?佑斗くんが好きなんだよね?大丈夫。佑斗くんには言わないからね。」
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