近くて遠い・・・
夏帆がいてくれて本当に良かった。
「私、これからも智哉と付き合っていかなくちゃいけないのかな?」
「そんなことないよ!莉那は好きな人と付き合えばいいんだよ。」
夏帆は涙目になりながらも私を強くしてくれる。
かけがえのない親友だ。

校外学習が終わり下山する時間になった。
またグループ行動だから佑斗と一緒になる。
どうしても佑斗には知られたくないから私は佑斗を避けた。
本当はいっぱいお喋りしたい。
だけど駄目なんだ。
もっと好きになってしまうから。
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