熱愛系エリートに捕まりました
たびたび薬師丸さんと連絡を取り合っているのに目ざとく気づいたようで、最近やたら果穂さんに探りを入れられる。
「彼氏できた?」と単刀直入に言われたときは、さすがにドキッとした。
酔った勢いで寝た男性と続いてます、とはとても言えない…
事実だし、彼氏なんていないと主張しているけど、信じてくれていないみたいなのよね。
「ま、いいのよいいのよ」
「いいのよって何がですか、もう」
果穂さんはうんうん頷いて一人で納得しているけど、この話題を引きずりたくないので笑って流すことにした。
薬師丸さんは、間違っても彼氏ではない。
それは彼にとっても望ましくないだろうし、わたしも勘違いしてはいけないボーダーライン。
深入りはしちゃいけない、と自分に戒めた。
─────・・・
「彼氏できた?」と単刀直入に言われたときは、さすがにドキッとした。
酔った勢いで寝た男性と続いてます、とはとても言えない…
事実だし、彼氏なんていないと主張しているけど、信じてくれていないみたいなのよね。
「ま、いいのよいいのよ」
「いいのよって何がですか、もう」
果穂さんはうんうん頷いて一人で納得しているけど、この話題を引きずりたくないので笑って流すことにした。
薬師丸さんは、間違っても彼氏ではない。
それは彼にとっても望ましくないだろうし、わたしも勘違いしてはいけないボーダーライン。
深入りはしちゃいけない、と自分に戒めた。
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