ソラ
翌日私とミオは校門で待ち合わせをし、一緒に体育館へ向かった。



体育館には新入生たちがたくさんいて、まるで交通渋滞のようになっていた。


私たちはそこをなんとか切り抜け、やっとの思いで席を確保した。




新入生たちがそれぞれ席につき、落ち着き始めた頃やっとサークル紹介が始まった。



いろいろなサークルが次々と紹介を終えていく。


そんな中である一つのサークルが私の心に残った。



そのサークルは天文サークルだった。




田舎育ちの私には星のない東京の空は物足りなく、プラネタリウムを見に行くという活動予定に惹かれたのだ。



他に気になるものもあったが、私は天文サークルに入ることに決めた。



そして私はミオを天文サークルに誘った。


ミオは運動系に心惹かれていたようだが、東京育ちで綺麗な星空を見たことのなかったミオも天文サークルに入ることになった。

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