マジカル・リリック~魔法学園の危機!?~
この言葉には一同唖然とした。


「そういわれても仕方のないことです。これは学園長としての判断です。」


この人たち親子だったのか。


確かに瞳に宿る色などは似ている気もしなくはない。


でも娘の方は短気だなぁ。


「っ!ちょっと来て!」


彼女はこっちの方に来て、無理やり俺を引きずった。


『わぁっ!』


突然のことに対処が出来ず、彼女の成すがままに引きずられた。


「もし彼がこの学園を出たらどうすると思う!」


ビシッと俺を指差して彼女が言う。


「どうするんです?」

「どうするの!」


えっ、俺が答えるの!?


『え、どっかでお金でも稼いで暮らす?』

「そうよ!そしてこの歳の子供に仕事を任す会社なんて今時どこにもないわ!そうしたら彼はどうすると思う!」




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