マジカル・リリック~魔法学園の危機!?~
「仕方がないですね。彼がこの学園に残ることを許可しましょう。」


あ、そうですか。
って。


『はぁ!?いや、俺なんにも言ってないって!むしろ退学でいいんだって!』


この学園に入ったのも強制的だし別に残る必要なんてないんだって!


「何でそういうこと言うのよ!」


何でじゃないから・・・。


呆れた顔をしていると彼女がビシッと指を刺してきた。
何気に同じ背丈って言うのが悔しい。


「とにかく!あんたはこの学園に居なくちゃいけないの!」


彼女が言い終わると同時に何かが割れる音がした。
もともと静かだったこの場所には、その音がやけに響いた。


ちっ。
もうきやがったか。


さっき魔獣が召喚されたと聞いて学園に張ってあるシールドが脆いって事はわかったけどまさかこんなに早く奴さんがくるとは思ってなかった。


『学園長。』

「はい。」




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