マジカル・リリック~魔法学園の危機!?~
「おい、オタク。終わったか?」


リーダーが「頭いかれてんじゃねぇの?」的な目で見てくる。


『あぁ。準備万端♪』


うっとうしい前髪をかき上げる。

周りがぴたっと止まった。


「あんた・・・、カッコいいじゃない。」


隣の煩い奴が一番に我に帰る。


『んな当たり前のこと言ってんじゃねぇよ。』


俺は一般的に見てカッコいいと騒がれる部類に入る顔をしている。
別に思い違いではない。
事実だ。

奴さんは俺の顔を見て腹が立ったのか、顔を怒りに歪めて飛び掛ってきた。


『うわっ。』


慌てて隣のにシールドを張り、自分は身をかわす。
敵は怒りすぎて頭に血が上ったのか、俺の色を見ようともしない。


こりゃ勝ったな。


『まぁ元からこんな雑魚に負ける気なんてしねぇけど。』




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