独り占めしてもいいですか…?【完】
「いや、でも一応先輩ですし…」
「だーめ!敬語は禁止ね?」
先輩に一歩詰め寄られ、上から見下ろされた。
私は見上げる姿勢で仕方なく、はいと口を開いた。
辻先輩、気さくで話しやすそうだけど、いまいち何考えてるか分かんないなぁ。
…って、今知り合ったばかりだからそうだよね。
「それと俺のこと呼び捨てでいいから」
「えっ!呼び捨て!?」
それってつまり…三春って呼ぶってこと!?
それは恥ずかしいというか、先輩を慣れ慣れしく呼び捨てにすることなんて出来ないよっ
ただでさえ私、千景以外の男の子の名前を呼び捨てで呼んだことなんてないのに~…
流石にそれは私にはハードルが高すぎるため、首を全力で横に振った。
「その、いきなり呼び捨てっていうのも難しいから、三春くん…って呼んでもいいかな?」
なんとか敬語を使わないよう意識しすぎたせいか、喋りが少しカタコトになってしまった。
「だーめ!敬語は禁止ね?」
先輩に一歩詰め寄られ、上から見下ろされた。
私は見上げる姿勢で仕方なく、はいと口を開いた。
辻先輩、気さくで話しやすそうだけど、いまいち何考えてるか分かんないなぁ。
…って、今知り合ったばかりだからそうだよね。
「それと俺のこと呼び捨てでいいから」
「えっ!呼び捨て!?」
それってつまり…三春って呼ぶってこと!?
それは恥ずかしいというか、先輩を慣れ慣れしく呼び捨てにすることなんて出来ないよっ
ただでさえ私、千景以外の男の子の名前を呼び捨てで呼んだことなんてないのに~…
流石にそれは私にはハードルが高すぎるため、首を全力で横に振った。
「その、いきなり呼び捨てっていうのも難しいから、三春くん…って呼んでもいいかな?」
なんとか敬語を使わないよう意識しすぎたせいか、喋りが少しカタコトになってしまった。