独り占めしてもいいですか…?【完】
やっぱりさっきの告白は冗談だよね。





さっきのことは忘れようっ





これからも友達としてよろしく、という意味を込め私も三春くんに笑顔を向けた。





それから楽しく話ながら家の近くまで送ってもらうと、三春くんは帰って行った。





その後ろ姿を見送り、私も家の方角へ歩き出した。





家の前まで来くると、携帯のメール音が鳴った。





「誰だろう?」





そして私は画面をみて目を丸くさせた。





ちっ、千景だ…!





ビックリしすぎて危うく携帯を落としてしまうところだった。
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