独り占めしてもいいですか…?【完】
「美生…お昼休み何があったの?」





はるちゃんは心配した様子でそう聞いてきた。





「えっと…」





どうしよう…言ってもいいのかな?


はるちゃんだけならまだしも、星くんいるし…





「あ、星のことなら気にしなくていいよ。口は堅いし絶対誰にも言わないから、いない者として扱っていいから」


「ちょ、春那!それは流石にひでーよ!」


「うるさいなぁ。星は黙って聞いてなさい」





「ふふっ」





二人のやり取りをみていたら思わず笑ってしまっていた。





そうだよね、星くんが誰かに言うはずないし。





二人に話を聞いてもらおう。





「実は…」
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