独り占めしてもいいですか…?【完】
***美生SIDE
星くんと一緒に学校から帰り、ベランダからみえる夕焼けをぼんやりと眺めていた。
あの日以来、千景と上手く話せなくなっちゃった。
いつも通りにしたいだけなのに、どこかぎこちなくなっちゃうし…
お昼は千景どこかに行っちゃうし、帰りだって何かと理由をつけて帰れないばかりだった。
「はぁ…」
自然とため息が出た。
千景に好きな人がいるなんて知らなかった。
私…千景のこと知ってるようで、なんにも知らなかった。
今まで私は千景の何を見てきたんだろう…
思い出すたびに自分が嫌になってくる。
星くんと一緒に学校から帰り、ベランダからみえる夕焼けをぼんやりと眺めていた。
あの日以来、千景と上手く話せなくなっちゃった。
いつも通りにしたいだけなのに、どこかぎこちなくなっちゃうし…
お昼は千景どこかに行っちゃうし、帰りだって何かと理由をつけて帰れないばかりだった。
「はぁ…」
自然とため息が出た。
千景に好きな人がいるなんて知らなかった。
私…千景のこと知ってるようで、なんにも知らなかった。
今まで私は千景の何を見てきたんだろう…
思い出すたびに自分が嫌になってくる。