独り占めしてもいいですか…?【完】
今こうしていられるのも、きっと全部三春くんのおかげだ。





ありがとう、三春くん。





今度またきちんとお礼を言おう。





三春くんへの感謝の気持ちを持ちながら、千景の後を追った。





千景…っ、どこ?どこにいるの?





学校周辺を探したがどこにもいなかった。





もう家に着いちゃったのかな…?





だめ…絶対、絶対…今会って伝えないと、だめなのっ…!





「千景…!どこにいるのっ出てきてよ…!」





今にも泣きそうな声で私はそう叫んだのだった。
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