独り占めしてもいいですか…?【完】
「ありがとう千景っ!すっごく嬉しいよ」


「うん!どうせやるなら優勝狙わないとな」





そう言って千景は、少年のような笑顔を浮かべていた。





そんな千景につられるように私まで笑顔になっていた。





せっかく千景が練習に付き合ってくれるんだから、私だって頑張らないと!





千景にいいとこ見せないと!





「それじゃあ、また明日」





「うんっありがと。ばいばい」





家の前で別れると、私は再び笑みを零した。





千景との練習楽しみだなっ





そうだ、後でバレーのやり方調べておかないと!





こうして木曜日がやってくるのを楽しみに待ったのだった。
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