独り占めしてもいいですか…?【完】
体育祭
***
体育祭当日、はるちゃんと更衣室で体操服に着替えをしていた。
「今日の体育祭楽しみだねっ。絶対優勝しようね!」
「う、うん…そうだねっ…!」
やる気満々のはるちゃんに、私は作り笑いを浮かべていた。
…頭が痛い。
それに、体がすっごく熱い…
…熱、上がってきちゃったかな。
実を言うと…
昨日、高熱を出してしまい一日中ベッドの中にいた。
今日の朝測ったときには、微熱にまで下がっていたため、親の反対を押し切って家を飛び出してきた。
あれだけ一生懸命に練習したのに、熱で休むなんてことは、どうしてもしたくなかった。
せっかく千景が練習に付き合ってくれたんだもん…
その時間が無駄になるようなことは出来ないよ。
体育祭当日、はるちゃんと更衣室で体操服に着替えをしていた。
「今日の体育祭楽しみだねっ。絶対優勝しようね!」
「う、うん…そうだねっ…!」
やる気満々のはるちゃんに、私は作り笑いを浮かべていた。
…頭が痛い。
それに、体がすっごく熱い…
…熱、上がってきちゃったかな。
実を言うと…
昨日、高熱を出してしまい一日中ベッドの中にいた。
今日の朝測ったときには、微熱にまで下がっていたため、親の反対を押し切って家を飛び出してきた。
あれだけ一生懸命に練習したのに、熱で休むなんてことは、どうしてもしたくなかった。
せっかく千景が練習に付き合ってくれたんだもん…
その時間が無駄になるようなことは出来ないよ。