独り占めしてもいいですか…?【完】
そして、無事に閉会式も終え、私たちはいつもの4人で、体育祭の打ち上げでファミレスへとやってきていた。
優勝は結局3年生のどこかのクラスになってしまったけど、それでも最高の体育祭になった。
「あーあ。せっかく優勝狙ってたのに!来年こそは絶対勝つんだから」
「まあまあ。西崎のリレーすごかったよ。まさか、最後に抜かすなんてな」
確かにあの最後の追い上げはすごかった。
改めてはるちゃんのこと惚れなおしちゃったくらいだもん。
「春那のくせしてやるじゃん」
「うるさい星。私が頑張らなきゃって思ったら、自然と足が動いたんだよね」
「さすがはるちゃん!かっこいい!」
目をキラキラと輝かせながらそう言うと、はるちゃんは嬉しそうに私のことをギュッと抱きしめた。
「あ~もう美生可愛すぎ。やっぱ美生は私のものだ。誰にも渡したくない~」
はるちゃんはそんな冗談を言いながら、何故か千景のほうへ視線を向けていた。
千景はというと、なんだか少し気まずそうに視線を逸らしていた。
優勝は結局3年生のどこかのクラスになってしまったけど、それでも最高の体育祭になった。
「あーあ。せっかく優勝狙ってたのに!来年こそは絶対勝つんだから」
「まあまあ。西崎のリレーすごかったよ。まさか、最後に抜かすなんてな」
確かにあの最後の追い上げはすごかった。
改めてはるちゃんのこと惚れなおしちゃったくらいだもん。
「春那のくせしてやるじゃん」
「うるさい星。私が頑張らなきゃって思ったら、自然と足が動いたんだよね」
「さすがはるちゃん!かっこいい!」
目をキラキラと輝かせながらそう言うと、はるちゃんは嬉しそうに私のことをギュッと抱きしめた。
「あ~もう美生可愛すぎ。やっぱ美生は私のものだ。誰にも渡したくない~」
はるちゃんはそんな冗談を言いながら、何故か千景のほうへ視線を向けていた。
千景はというと、なんだか少し気まずそうに視線を逸らしていた。