笑顔と猫とどんぶらこ~フーテンさきの歌紀行~
「ものすごく広い田んぼだね」
「ここは庄内平野といいまして、日本有数の穀倉地帯なんです」
「へえ、このだだっ広い田んぼは、庄内平野っていうんだ」
あたしはまた一つものを覚えた。
博学なまなちゃんと旅をしていると、いろんなことを学べる。
北海道の宗谷岬に着いた頃には、あたしも博学になっているかもしれない。
「こんにちは。南州神社に行きたいんですが、どうやって行けばいいですか?」
広大に広がる田んぼのあぜ道を歩いていたとき、ちょっとブサイクな顔の秋田犬を連れたおじいちゃんが、まなちゃんに道を尋ねてきた。
上は白のランニング。下は水玉模様のステテコ。靴は下駄。みすぼらしい服装のおじいちゃんは、カメラもバッグもリュックサックも持っていない。どうやら観光客ではなさそう。
「南州神社ですか。スマホで調べてみますので、ちょっと待っていてくださいね」
誰にでも親切なまなちゃんが、スマホで検索し始めた。
「ここは庄内平野といいまして、日本有数の穀倉地帯なんです」
「へえ、このだだっ広い田んぼは、庄内平野っていうんだ」
あたしはまた一つものを覚えた。
博学なまなちゃんと旅をしていると、いろんなことを学べる。
北海道の宗谷岬に着いた頃には、あたしも博学になっているかもしれない。
「こんにちは。南州神社に行きたいんですが、どうやって行けばいいですか?」
広大に広がる田んぼのあぜ道を歩いていたとき、ちょっとブサイクな顔の秋田犬を連れたおじいちゃんが、まなちゃんに道を尋ねてきた。
上は白のランニング。下は水玉模様のステテコ。靴は下駄。みすぼらしい服装のおじいちゃんは、カメラもバッグもリュックサックも持っていない。どうやら観光客ではなさそう。
「南州神社ですか。スマホで調べてみますので、ちょっと待っていてくださいね」
誰にでも親切なまなちゃんが、スマホで検索し始めた。