笑顔と猫とどんぶらこ~フーテンさきの歌紀行~
「だいぶ眠くなってきたよ」
ステテコ姿のおじいちゃんがとろんとしたような目で言った。
頭を使ったので、疲れたのだと思う。
そろそろおねんねの時間。
「私のお相手をしていただきまして、どうもありがとうございました。そのまま横になって、ごゆっくりとお休みになられてください」
「うん。休ませてもらうよ」
ステテコ姿のおじいちゃんがテントの中で仰向けになったので、あたしとまなちゃんは眠る準備を始めた。
ねーんねんこよりよ♪ おこよりよー♪ おじいさんは良い子だ♪ ねんねしな♪
パジャマに着替えて眠る準備を済ませたまなちゃんが、とっても優しい声で子守唄を歌い始めた。
文句も言わず、愚痴もこぼさず、ずっとステテコ姿のおじいちゃんのお世話をしているまなちゃんは、本当に優しい子だと思う。
どうすれば、そんなに優しくなれるのか。短気なあたしにはわからない。
ぐがー、ぐがー、ぐがー。ぐげー、ぐげー、ぐげー。ステテコ姿のおじいちゃんのイビキがうるさくて眠れない。
うるせーんだよ! イビキを掻くなよ! 一人だけ寝てんじゃねーよ! と心の中で文句を言っているようでは、あたしはまだまだだと思う。
ステテコ姿のおじいちゃんがとろんとしたような目で言った。
頭を使ったので、疲れたのだと思う。
そろそろおねんねの時間。
「私のお相手をしていただきまして、どうもありがとうございました。そのまま横になって、ごゆっくりとお休みになられてください」
「うん。休ませてもらうよ」
ステテコ姿のおじいちゃんがテントの中で仰向けになったので、あたしとまなちゃんは眠る準備を始めた。
ねーんねんこよりよ♪ おこよりよー♪ おじいさんは良い子だ♪ ねんねしな♪
パジャマに着替えて眠る準備を済ませたまなちゃんが、とっても優しい声で子守唄を歌い始めた。
文句も言わず、愚痴もこぼさず、ずっとステテコ姿のおじいちゃんのお世話をしているまなちゃんは、本当に優しい子だと思う。
どうすれば、そんなに優しくなれるのか。短気なあたしにはわからない。
ぐがー、ぐがー、ぐがー。ぐげー、ぐげー、ぐげー。ステテコ姿のおじいちゃんのイビキがうるさくて眠れない。
うるせーんだよ! イビキを掻くなよ! 一人だけ寝てんじゃねーよ! と心の中で文句を言っているようでは、あたしはまだまだだと思う。