笑顔と猫とどんぶらこ~フーテンさきの歌紀行~
あたしとまなちゃんは六時に起きて、広い庭で田吾作おじいちゃんとぽちすけちゃんと一緒にラジオ体操をした。
朝ご飯をご馳走になった後、荷物をまとめて出発の準備を済ませた。
とても居心地の良い鈴木家。出来ることなら、あと何泊かしたい。
あたしとまなちゃんの旅はまだ道半ば。北海道の宗谷岬を目指して、先へ進まなければならない。
「この瓶に入っている梅干しは、私が漬けた梅干しなんです。塩分不足にならないように旅の途中で召し上がってください」
幸子さんが真っ赤な梅干しの入った瓶をあたしに手渡してくれた。
「はい。ご馳走になります」
見るからに酸っぱそうな梅干しがたくさん詰まっている。一粒一粒、大切に食べなければならない。
「田吾作おじいさん、南州神社に行きませんか?」
まなちゃんが田吾作おじいちゃんを誘った。
「今日は、南州神社には行かないで、幸子と一緒に過ごすよ」
「そうですか。今日は、夫婦水入らずでお過ごしになられるんですね」
まなちゃんがとっても嬉しそうな声で言った。あたしもすごく嬉しかった。
「さきちゃん、まなちゃん、本当にいろいろとありがとう。よかったら、またおいで」
田吾作おじいちゃんが、あたしとまなちゃんの名前を呼んでくれたのは初めて。また一段と嬉しさが増した。
「またいつか、お邪魔させていただきます」
あたしとまなちゃんは、お世話になった田吾作おじいちゃんと幸子さんとぽちすけちゃんにお礼を言って出発した。
「南州神社に寄っていこうか」
「寄っていきましょう」
あたしとまなちゃは、思い出の南州神社に寄って、田吾作おじいちゃんが大好きな西郷隆盛の銅像に手を合わせた。
田吾作おじいちゃんと幸子さんとぽちすけちゃんのことをよろしくお願いします。
朝ご飯をご馳走になった後、荷物をまとめて出発の準備を済ませた。
とても居心地の良い鈴木家。出来ることなら、あと何泊かしたい。
あたしとまなちゃんの旅はまだ道半ば。北海道の宗谷岬を目指して、先へ進まなければならない。
「この瓶に入っている梅干しは、私が漬けた梅干しなんです。塩分不足にならないように旅の途中で召し上がってください」
幸子さんが真っ赤な梅干しの入った瓶をあたしに手渡してくれた。
「はい。ご馳走になります」
見るからに酸っぱそうな梅干しがたくさん詰まっている。一粒一粒、大切に食べなければならない。
「田吾作おじいさん、南州神社に行きませんか?」
まなちゃんが田吾作おじいちゃんを誘った。
「今日は、南州神社には行かないで、幸子と一緒に過ごすよ」
「そうですか。今日は、夫婦水入らずでお過ごしになられるんですね」
まなちゃんがとっても嬉しそうな声で言った。あたしもすごく嬉しかった。
「さきちゃん、まなちゃん、本当にいろいろとありがとう。よかったら、またおいで」
田吾作おじいちゃんが、あたしとまなちゃんの名前を呼んでくれたのは初めて。また一段と嬉しさが増した。
「またいつか、お邪魔させていただきます」
あたしとまなちゃんは、お世話になった田吾作おじいちゃんと幸子さんとぽちすけちゃんにお礼を言って出発した。
「南州神社に寄っていこうか」
「寄っていきましょう」
あたしとまなちゃは、思い出の南州神社に寄って、田吾作おじいちゃんが大好きな西郷隆盛の銅像に手を合わせた。
田吾作おじいちゃんと幸子さんとぽちすけちゃんのことをよろしくお願いします。