笑顔と猫とどんぶらこ~フーテンさきの歌紀行~
晩ご飯を食べた後、庭にすっ転がっているバケツに水を汲んで、ささやかながら、花火大会を開催した。
ねずみ花火、線香花火、ススキ花火、スパーク花火、絵形花火。
色とりどりの花火が、まなちゃんと小早川くんの顔を照らしている。二人とも、ものすごい笑顔。
「地球の花火も綺麗ですね」
爽やかな笑顔で花火を楽しんでいる小早川くんの話によると、ピポピポ星にもいろんな種類の花火があって、夏になると、世界各地で花火大会が行われるとのこと。
花火に水を掛けて後片付けをした後、お世話になっているおじさん家に上がり、お風呂に入らせてもらって、蚊取り線香を炊いて縁側に座った。
「なんとも香ばしい香りの煙が出ていますね。これは何ですか?」
小早川くんが驚いたような顔で聞いてきた。
「蚊取り線香だよ。知らないの?」
「知りません。初めて見ました。蚊取り線香ですか。すごいですね」
小早川くんは蚊取り線香に興味を持った模様。
「ピポピポ星に蚊はいないの?」
「蚊はいないんですよ」
淡々とした表情で答えてくれた小早川くんが、日本製のデジカメで蚊取り線香の画像を撮り始めた。
あたしとまなちゃんは広い部屋に布団を敷いて横になった。
小早川くんはずっと蚊取り線香を見つめている。
そんなに蚊取り線香が気に入ったのなら、このまま地球に住み着いて、蚊取り線香工場で働けばいいだろ。とツッコミたくなってくる。
ねずみ花火、線香花火、ススキ花火、スパーク花火、絵形花火。
色とりどりの花火が、まなちゃんと小早川くんの顔を照らしている。二人とも、ものすごい笑顔。
「地球の花火も綺麗ですね」
爽やかな笑顔で花火を楽しんでいる小早川くんの話によると、ピポピポ星にもいろんな種類の花火があって、夏になると、世界各地で花火大会が行われるとのこと。
花火に水を掛けて後片付けをした後、お世話になっているおじさん家に上がり、お風呂に入らせてもらって、蚊取り線香を炊いて縁側に座った。
「なんとも香ばしい香りの煙が出ていますね。これは何ですか?」
小早川くんが驚いたような顔で聞いてきた。
「蚊取り線香だよ。知らないの?」
「知りません。初めて見ました。蚊取り線香ですか。すごいですね」
小早川くんは蚊取り線香に興味を持った模様。
「ピポピポ星に蚊はいないの?」
「蚊はいないんですよ」
淡々とした表情で答えてくれた小早川くんが、日本製のデジカメで蚊取り線香の画像を撮り始めた。
あたしとまなちゃんは広い部屋に布団を敷いて横になった。
小早川くんはずっと蚊取り線香を見つめている。
そんなに蚊取り線香が気に入ったのなら、このまま地球に住み着いて、蚊取り線香工場で働けばいいだろ。とツッコミたくなってくる。