笑顔と猫とどんぶらこ~フーテンさきの歌紀行~
「小早川さんの言うとおりですね」
まなちゃんは納得している様子。
宇宙の果てがどうなっているのかは、あたしとまなちゃんが生きているうちには解明されないと思う。謎は謎のままだから楽しいのかもしれない。
「またいつか、写真を届けに地球に来ようと思います。さきさん、まなさん、本当にいろいろとお世話になりました。ピポピポピポピポピポピポピポ」
最後にピポピポ語で何かを言った小早川くんは、蚊取り線香と風鈴の入った袋を持ったまま、あたしとまなちゃんの目の前で一瞬で消えた。
周りに隠れる場所はどこにもない。本当に不思議だけど、小早川くんは空間を瞬間的に移動して、地球から、八十二億光年も離れているピポピポ星に帰ったようだ。
「面白い人だったね」
「そうですね。また逢いたいです」
あたしとまなちゃんは道端に座って星空を見上げた。
地球から、八十二億光年も離れているピポピポ星。いくら目を凝らしてみても、あたしの目には見えない。どこにあるのかさっぱりわからない。
そんな遠い星から観光にやって来るのだから、地球はとても価値のある星なのだとあたしは思った。
まなちゃんは納得している様子。
宇宙の果てがどうなっているのかは、あたしとまなちゃんが生きているうちには解明されないと思う。謎は謎のままだから楽しいのかもしれない。
「またいつか、写真を届けに地球に来ようと思います。さきさん、まなさん、本当にいろいろとお世話になりました。ピポピポピポピポピポピポピポ」
最後にピポピポ語で何かを言った小早川くんは、蚊取り線香と風鈴の入った袋を持ったまま、あたしとまなちゃんの目の前で一瞬で消えた。
周りに隠れる場所はどこにもない。本当に不思議だけど、小早川くんは空間を瞬間的に移動して、地球から、八十二億光年も離れているピポピポ星に帰ったようだ。
「面白い人だったね」
「そうですね。また逢いたいです」
あたしとまなちゃんは道端に座って星空を見上げた。
地球から、八十二億光年も離れているピポピポ星。いくら目を凝らしてみても、あたしの目には見えない。どこにあるのかさっぱりわからない。
そんな遠い星から観光にやって来るのだから、地球はとても価値のある星なのだとあたしは思った。