笑顔と猫とどんぶらこ~フーテンさきの歌紀行~
「よしよしよし」
あたしはホッとして、ちゃとらんの頭をなでなでした。
昨夜は焼き鳥の缶詰を食べただけなので、お腹がペコペコだけど、ついさっき、あたしもうお腹一杯だから。と言ってしまったため、朝ご飯の焼きそばパンを食べるわけにはいかない。
「焼き鳥の缶詰は無くなっちゃったから、このパンを食べてね」
「にゃあ」
ちゃとらんが焼きそばパンを食べている間に、あたしは入念に歯を磨いて、服を着替えてテントを畳んだ。
「それじゃあ、出発しようか」
「にゃあ」
「車に気をつけて歩くんだよ」
「にゃあ」
あたしの横でちょこちょこと歩いているちゃとらんの歩幅は十センチくらい。あたしの歩幅は五十センチくらい。頑張って歩いてくれているちゃとらんに無理をさせないため、ペースを落として歩くことにした。
「こんにちは。その猫は、あなたの飼い猫なんですか?」
「はい。あたしの飼い猫です」
猫と一緒に歩いているので、いろんな人から声を掛けられるようになった。なんだか人気者になった気分。
あたしはホッとして、ちゃとらんの頭をなでなでした。
昨夜は焼き鳥の缶詰を食べただけなので、お腹がペコペコだけど、ついさっき、あたしもうお腹一杯だから。と言ってしまったため、朝ご飯の焼きそばパンを食べるわけにはいかない。
「焼き鳥の缶詰は無くなっちゃったから、このパンを食べてね」
「にゃあ」
ちゃとらんが焼きそばパンを食べている間に、あたしは入念に歯を磨いて、服を着替えてテントを畳んだ。
「それじゃあ、出発しようか」
「にゃあ」
「車に気をつけて歩くんだよ」
「にゃあ」
あたしの横でちょこちょこと歩いているちゃとらんの歩幅は十センチくらい。あたしの歩幅は五十センチくらい。頑張って歩いてくれているちゃとらんに無理をさせないため、ペースを落として歩くことにした。
「こんにちは。その猫は、あなたの飼い猫なんですか?」
「はい。あたしの飼い猫です」
猫と一緒に歩いているので、いろんな人から声を掛けられるようになった。なんだか人気者になった気分。