笑顔と猫とどんぶらこ~フーテンさきの歌紀行~
「まなちゃーん! 日本海への旅は始まったばかりだから、もう少しペースを落として歩いたほうがいいんじゃないかな」
あたしは声を張り上げて、後ろからまなちゃんに声を掛けた。
「そうですね。もう少しペースを落として歩くようにします」
まなちゃんはその場に立ち止まり、あたしの方に振り向いて言った。
「このくらいのペースで歩こうか」
「はい。わかりました」
肩を並べて歩き始めたあたしとまなちゃんの歩く速度は、だいたい時速四キロくらい。
一日、八時間歩けば、一日で三十キロくらいは進める。
あたしはずっと休みだし、まなちゃんの有給休暇は三ヶ月もあるので、とにかく焦ってはいけない。歩くことを楽しむ。景色を楽しむ。そして何よりも、旅を楽しむことが大切。
あたしは声を張り上げて、後ろからまなちゃんに声を掛けた。
「そうですね。もう少しペースを落として歩くようにします」
まなちゃんはその場に立ち止まり、あたしの方に振り向いて言った。
「このくらいのペースで歩こうか」
「はい。わかりました」
肩を並べて歩き始めたあたしとまなちゃんの歩く速度は、だいたい時速四キロくらい。
一日、八時間歩けば、一日で三十キロくらいは進める。
あたしはずっと休みだし、まなちゃんの有給休暇は三ヶ月もあるので、とにかく焦ってはいけない。歩くことを楽しむ。景色を楽しむ。そして何よりも、旅を楽しむことが大切。