笑顔と猫とどんぶらこ~フーテンさきの歌紀行~
「この道でいいのかな?」
不安になったあたしは、歩きながらまなちゃんに聞いてみた。
「この道でいいと思うんですけど、ちょっと不安ですね」
地理に詳しいまなちゃんも、自信なさげな表情をしている。
「車を止めて、道を尋ねてみようか」
「そうですね」
車を止めるため、道路脇に立って、走ってくる車に向かって手を振ってみた。あたしとまなちゃんの姿が見えないのだろうか。どの車もビュンビュンと走り去っていく。
どうして止まってくれないんだよ! 美人の姿が目に入らぬか! 控えおろう! など
と言ってはいけない。道を尋ねるために車を止めようとしているのだから、謙虚な姿勢でいなければならない。
不安になったあたしは、歩きながらまなちゃんに聞いてみた。
「この道でいいと思うんですけど、ちょっと不安ですね」
地理に詳しいまなちゃんも、自信なさげな表情をしている。
「車を止めて、道を尋ねてみようか」
「そうですね」
車を止めるため、道路脇に立って、走ってくる車に向かって手を振ってみた。あたしとまなちゃんの姿が見えないのだろうか。どの車もビュンビュンと走り去っていく。
どうして止まってくれないんだよ! 美人の姿が目に入らぬか! 控えおろう! など
と言ってはいけない。道を尋ねるために車を止めようとしているのだから、謙虚な姿勢でいなければならない。