笑顔と猫とどんぶらこ~フーテンさきの歌紀行~
「水樹くんは、渓流釣りが趣味なの?」
「はい。僕は渓流釣りが趣味でして、週に一、二回ほど、この川に来て、渓流釣りを楽しんでいます」
「へえ、そんなに通ってるんだ。水樹くんは釣りのベテランなんだね」
「いえいえ、別にベテランというわけではありません。さきさんとまなさんは、どこから来たんですか?」
「あたしは神奈川県から来てね。東京で知り合ったまなちゃんと一緒に旅をしてるんだ」
「そうだったんですか。二人とも、大きなリュックサックを持っていますので、旅人なのではないかと思っていたんです」
「水樹くんは、どこに住んでるの?」
「僕は、新潟県の長岡市に住んでいます」
「じゃあ、地元の人なんだね」
「はい。予備の釣竿がありますので、よかったら、釣りをしてみませんか? 旅の良い思い出になればいいと思います」
「それじゃあ、釣りをしてみようかな。まなちゃんも釣りをしてみる?」
「はい! 私もお魚釣りをしてみたいです!」
ずっと黙ったままだったまなちゃんが、ようやく口を開いてくれた。純情な水樹くんを誘惑して、悪ふざけをしたあたしのことを、まなちゃんがどう見ているのか心配だけど、今は釣りを楽しむことに集中集中。
「はい。僕は渓流釣りが趣味でして、週に一、二回ほど、この川に来て、渓流釣りを楽しんでいます」
「へえ、そんなに通ってるんだ。水樹くんは釣りのベテランなんだね」
「いえいえ、別にベテランというわけではありません。さきさんとまなさんは、どこから来たんですか?」
「あたしは神奈川県から来てね。東京で知り合ったまなちゃんと一緒に旅をしてるんだ」
「そうだったんですか。二人とも、大きなリュックサックを持っていますので、旅人なのではないかと思っていたんです」
「水樹くんは、どこに住んでるの?」
「僕は、新潟県の長岡市に住んでいます」
「じゃあ、地元の人なんだね」
「はい。予備の釣竿がありますので、よかったら、釣りをしてみませんか? 旅の良い思い出になればいいと思います」
「それじゃあ、釣りをしてみようかな。まなちゃんも釣りをしてみる?」
「はい! 私もお魚釣りをしてみたいです!」
ずっと黙ったままだったまなちゃんが、ようやく口を開いてくれた。純情な水樹くんを誘惑して、悪ふざけをしたあたしのことを、まなちゃんがどう見ているのか心配だけど、今は釣りを楽しむことに集中集中。