不器用な彼に恋した私。
・
***
「グロテスク!!うッわ!!」
「これはカコちゃまのお弁当よ♡」
「要らん!要らん!
死にたくない!」
早朝のオフィス。
朝早くに開かれる会議のために、朝早くからオフィスに来たわけだけど、酷い出来のオムライスにカコは悶絶。
そうだ、スマホさえありゃー、私でも上手くいっていたんだ。
結局、昨日は下ろして貰ったスーパーで材料を買ったわけなんだが...。
まさかのスマホが無いというアクシデントに私は丑三つ時、青ざめたよね。
でも、借りは早めに返した方が...。
と思い、私の中の想像力を広げ、考えて、オムライスらしいものを作った。
出来上がりは、もうグロテスク。
卵は焦げ焦げ。
ケチャップで味付けしたご飯は超真っ赤。
なんて言い表せばいいか...私にもわからない。
で、カコと二宮にも是非ご賞味して欲しい!と思い、私含めて四人分を作った。
全てのオムライスはグロテスク。
・
「...お嫁に行けないじゃん。」
「そんなの、一番私がわかってるよ...。」
恐る恐るカコは、1口。
そのグロテスクなオムライス弁当、略してオム弁を頬張った。
「おおっ、逆再生しそうになった。
やばい、これ。。死なせる気か!?」
想像していたように、カコは青ざめた顔で私を見つめた。
...だから、スマホさえあればcookpad様様に頼ることが出来たんだって。。
私の運を恨むぜ。
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「グロテスク!!うッわ!!」
「これはカコちゃまのお弁当よ♡」
「要らん!要らん!
死にたくない!」
早朝のオフィス。
朝早くに開かれる会議のために、朝早くからオフィスに来たわけだけど、酷い出来のオムライスにカコは悶絶。
そうだ、スマホさえありゃー、私でも上手くいっていたんだ。
結局、昨日は下ろして貰ったスーパーで材料を買ったわけなんだが...。
まさかのスマホが無いというアクシデントに私は丑三つ時、青ざめたよね。
でも、借りは早めに返した方が...。
と思い、私の中の想像力を広げ、考えて、オムライスらしいものを作った。
出来上がりは、もうグロテスク。
卵は焦げ焦げ。
ケチャップで味付けしたご飯は超真っ赤。
なんて言い表せばいいか...私にもわからない。
で、カコと二宮にも是非ご賞味して欲しい!と思い、私含めて四人分を作った。
全てのオムライスはグロテスク。
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「...お嫁に行けないじゃん。」
「そんなの、一番私がわかってるよ...。」
恐る恐るカコは、1口。
そのグロテスクなオムライス弁当、略してオム弁を頬張った。
「おおっ、逆再生しそうになった。
やばい、これ。。死なせる気か!?」
想像していたように、カコは青ざめた顔で私を見つめた。
...だから、スマホさえあればcookpad様様に頼ることが出来たんだって。。
私の運を恨むぜ。