不器用な彼に恋した私。




翌日。
案の定二日酔いという酒の副作用がやってきたとさ。

「うぅ…、頭痛薬。。」
「はい、イブーでも思ったか?あぁん?
この、二日酔いの顔腫れたフグめ!」


プレゼン終了後の昼頃。
頭痛い中、よく頑張った、私。。
でも、終わった瞬間に顔腫れたフグだよ?
二宮は酷すぎる。



「おかげでこっちも頭痛と寝不足で最悪な状態だぜ?ふざけんな!」


あー...。
訂正。
酷くない、私が酷すぎたのか。



「うわ、藍の顔酷!
どうした、顔面衝突した?」

「コイツね、昨日さ。
愚痴を俺に聞かせといて、飲みまくったのさ。俺の金で。」



同僚のカコは、私の顔を指さして、

『自業自得。』
なんて言われてしまう。

そうだ。
将生が言うように私が悪い。

昨日は、結局。
今日の2時まで飲んで、食べたんだっけ。
挙句の果てに、酔っ払って千鳥足で終電乗り遅れて、脚ボロボロになりながら帰った。








「今日は、シジミ汁だな。
シジミといえば島根県だ、行ってら。」

「シジミをわざわざ島根県行って食べる必要ある?
島根県に行くなら出雲大社に行っていい縁を結んでもらいたいわ!」



あぁ、もう!
とにかく気持ちが悪い。。



「でも、お前は縁要らねーだろ。
てめぇは彼氏持ちのクセに。」


因みに彼氏持ちの事を知っているのはこの2人しかいない。


「お仕事男子の高木さんね。
本当にあの人が何思ってんのか分かんない。」




それ。それな。
私も未だ未解明です。。



「今日、シジミ汁…飲もうかな?」

2人は話ずらすな~!なんて言いながら、
ハモってゴチになります!だって。


はぁ。。
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