恋の相手は…おじさん！？

父の同期

コンコン。
ドアの叩く音がして扉を開けるとさっきのおじさんがいた。
｢城山さんだっけか？さっきはすまんな〜やっと酔いが冷めたよ〜｣
とまだ酒臭い息を吐きながらどうどうと私の部屋に入っていく。
｢あー、変なことはしんで安心せい。城山さんと、約束したでなぁ…。あー、あんたの父な。｣
とボヤいてる。そこに嘘はなさそうだったので部屋に招きいれた。
｢あー、まだ自己紹介してなかったか。俺は、加藤 空。君の父さんと同期だった人だよ。君も名前そららしいな（笑）｣
と満面の笑みで笑っていた。
なんか困ったことあったら俺に聞いてくれ！隣に、住んでっから！8号室な（笑）とだけ言い残し、あんま女の子の部屋にいたらあかんしな！失礼するよ！っと言った具合ででていった。因みに私が住んでる部屋は9号室、廊下側から見て左が8号室、7号室で、6号室まであり廊下を挟んだ向かい側に5号室から1号室までがある。因みに私の部屋の右隣が10号室な訳だが…誰が住んでるかはわからない…。
私はさっきのおじさんを慌ただしい人だなぁ…と思った。そして、おっさん臭凄いけど悪い人ではない分安心した。父さんが言ってた同期の人あの人らしいし、とりあえず把握できて良かった。
そんな安心感からか、疲れもあり、私はそのまま眠りについた。