恋の相手は…おじさん!?
いなくなった原因
すると1通の置き手紙を渡された。
そこには…
「クリニックの皆さんへ
今までお世話になりました。
私の弟子、そらちゃんが大分知識ついてきたので、テストの結果が満点でしたら、是非治療系の手伝いもさせてやってください。
そして、いつかは俺の代わりに
置いてやってください。
俺も老い先長くなく末期ガンだったんです。今まで黙っててすいません。
もう措置の使用がなく、余命あと数ヶ月なので、辞めさせて頂きます。代わりの医者を派遣しときます。後日訪れると思うのでよろしくお願いします。
そして誠に勝手ながら辞めることお詫び申し上げます。皆様健康にお気をつけください。」
父とは違い、そこそこ短い分だったが、それでもあの人なりの優しさを感じる。それに若干父と似てる部分を感じる。でも、そんなことよりも…私は頼れる人がいなくなった。いや、頼れる人というよりは安心できる人がいなくなった。そう、私に笑いかけて本気で心配してくれる人がいなくなった。
なんで私が大事にしたいと思う人はいなくなるの…我慢しようとしてた涙がこらえきれず溢れ出した。
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