拝啓、近づきたくないキミへ
第1章 Dreams and reality
雪と桜 sideツキ菜
雪がまるで桜のように舞っている
人間の魂は雪や桜のように生き急いでい
るのかもしれないけど
それでも空に浮かぶ太陽や向日葵のように前を向いている
何事にも囚われず継ぎ接ぎのような情景を振り除ければいいけど…
青空、夕焼け、夜空、星空、夜明け
それぞれが変わっていく。
変わらないものこそ微衷を尽くす。
もう寂しくはない、悪化の原因は誰か人のせいにしないと気が済まないものだけど、これからも揺れていく…
雪や桜や向日葵のようにいつだって。