クリスタルハート
第1章:うざいヤツ
高1の春。楽しいはずの高校生活は最初から暗かった。
「マジでありえねー!」
「昨日のテレビ見たぁ?ヤバいよねー!」
消えたい…
うざい…
「よっ!おはよっ!」
「…。」
また来たよこいつ。
こいつは隣の席の“一ノ瀬嵐”。
席替えしてから、私によく絡んでくる。
そんな私は“榊美優”。
「榊さんシカトしないでよぉ。」
「…。」
「そんなに俺と話すのが嫌やなら、メールしよ!」
「はっ?」
「あっ!初めて返事してくれた!」
唖然とする私を尻目に、嬉しそうに紙を渡してきた。
「これ、俺のアド。後で送ってね!本当は、俺が送りたいけど、榊さん教えてくれないでしょ。」
ニコニコと言ってくるが意味が分からない。
ガタッと席を立ち、廊下の方へ出ていった。
「榊さん!メールくらい、いいじゃん!!」
――うざいヤツ…
「マジでありえねー!」
「昨日のテレビ見たぁ?ヤバいよねー!」
消えたい…
うざい…
「よっ!おはよっ!」
「…。」
また来たよこいつ。
こいつは隣の席の“一ノ瀬嵐”。
席替えしてから、私によく絡んでくる。
そんな私は“榊美優”。
「榊さんシカトしないでよぉ。」
「…。」
「そんなに俺と話すのが嫌やなら、メールしよ!」
「はっ?」
「あっ!初めて返事してくれた!」
唖然とする私を尻目に、嬉しそうに紙を渡してきた。
「これ、俺のアド。後で送ってね!本当は、俺が送りたいけど、榊さん教えてくれないでしょ。」
ニコニコと言ってくるが意味が分からない。
ガタッと席を立ち、廊下の方へ出ていった。
「榊さん!メールくらい、いいじゃん!!」
――うざいヤツ…