クリスタルハート
第4章:過去の傷
私の“自殺未遂事件”から一週間ずっと考えていた。

――“あの事”を話してもいいか…。

話したら引かれるんじゃないか…

などと思ってしまう。

でも、私はアイツなら…一ノ瀬嵐なら大丈夫なんじゃ…

と思いもする。

――アイツを…アイツの言葉を信じよう。

「明日、15時に公園に来て。」

そうメールを送った。

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