ShortShortStorys
「何か久々に楽しかった…有り難う」
「アハハ、何だか感謝し過ぎじゃない?変な龍輝(笑)」
二人でお菓子のゴミなどゴミ袋に入れていく
「…………何かあったの?」
「え?」
「何か悩んでるでしょ!?」
龍輝に感じる違和感。それは龍輝が何かを抱えてる時。
「もー、幼馴染みの美穂様を甘く見ないでくれる?(笑)悩みなら聞くよ?」
「……サンキュ」
龍輝の悩みは、龍輝らしい悩みで…
グループで活動してるけど、マネージャーは龍輝をピンでも売り出したいらしく…バラエティーやドラマなどはタイアップで楽曲使ってもらえたり、グループの露出のきっかけにもなるから構わないらしいけど…
「ソロでCDかぁ…」
「わざわざソロで出さなくても、歌ならグループで歌ってるのにな…」
「…淋しがり屋の龍輝は、楽屋で一人なのがツライよねぇ」
「そうそう…ってオイ!」
「アハハ、取り合えずメンバーに話してみたら?龍輝がソロで歌ってグループにとってメリットがあるのか…」