ShortShortStorys
「……ゆ…裕亮?」
「心配すんなよ…俺、弥恵と同じ大学だから」
「……本当?……じ…じゃあ二人でルームシェアしようよ!!…大学の近くに…一緒に住も!?」
「はぁ?…俺は構わないけど、弥恵の両親がOKしたらな!」
私の親が反対するはずない。
親より口うるさいのが目の前の男、裕亮だから(笑)
不安だった気持ちが一気に解消され、ウキウキが止まらなくなる
「うちの親は快諾間違いなしだから、帰り道に良い物件探しに行こうよ!」
裕亮の手を引っ張り歩く。
裕亮となら何も不安はない
私が笑うと裕亮も笑ってくれる…その笑顔が好き
「裕亮ってお母さんみたいだなぁ」
「せめてお父さんにしてよ」
笑いながら二人で歩む未来は、きっと楽しい幸せな日々
「弥恵、今のうち料理勉強しとけよ?」
「え??…ゆ…裕亮の方が料理得意じゃん」
「……はぁ…先が思いやられるな…ま、良いけど(笑)」
……fin……