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頭の中は「何で?」だらけだった
それでもお構い無しに大翔は私の首筋に舌を這わす
「ハァ…チュッ…亜美って甘い」
「そっ…そんな訳ないでしょ!?マジで止めてって!」
「しかたねぇなぁ…」
ブツブツ言いながらも止めてくれた
「エロ魔神っ//」
「うわっ…心外!ガキの頃の約束を実行しただけなのに」
子供の頃の約束?どんな約束したって?って言うか、子供の頃の約束なんて、10年も経ってたら無効じゃないの?!
「……因みに…どんな約束?」
「18歳になったら結婚しよう!って…あ…亜美が言ったんだからな!//」
言われてみたら、幼稚園入る前の頃…大翔とそんなこと約束したことを思い出した
思い出したけど…大翔は本気なの?!
「結婚って………本気?」
「亜美は俺と結婚するのイヤ?」
大翔の問いに、私は首を横に振った
大翔は優しく微笑み
「亜美を養えるようになったら、ちゃんとプロポーズするから…待ってて?」
そう言って私の額にキスを落とした
………fin………