うしろのあいつ

「んー?なんか言った?」

「ぅえぁ!?な、なんにも!?」


びっくりした

念力使えちゃったと思ったよ



「ははっ、なんだその返事」

馬鹿っぽかったぞとか笑われながら、ノートは持ち主である私のもとへ帰ってきた。

「サンキューなー。ほれ、報酬」

いつも飲んでるジュースを、コウキは私の頭の上に乗せる。


「それ好きなんだろ?毎日飲んでるし」

「え!ありがと!超好きなんだよねこれ!」


ジュースとかに対してなら素直に好きとか言えるんだけどね

当たり前だけど

< 21 / 47 >

この作品をシェア

pagetop