青い花びらが落ちて
浩樹 「いつきの1個下の。」

いつき 「そっか。」

浩樹 「知ってた?」

いつき 「うん。知ってたよ。当たり前」

そういった後に笑って見せたけど本当に笑えてただろうか。





目の前に好きな人が

いるのに、何も言えない。

私の中に映るのは、いつも探してる人は目の前にいるのに。

昨日だって目の前に居た。

明日だって、
普通に会って普通に話をして普通に毎日過ごすのだろう。
またその次の日も。



目の前にいる。

ただそれだけの存在。になってしまった。





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