青い花びらが落ちて

そんなことを考えてる内に

時間は過ぎていく。

浩樹 「あ、昼休終わる。」

いつき 「そうみたい。」

学校内では昼休憩の終わりを告げる5分前に予鈴があって、その音が鳴っていた。

その音を聞くのはとても嫌い。

浩樹と離れてしまうから、もう会えなくなるかもしれないと思ってしまう。



毎日髪を可愛く魅せても、

桃の香りがする1番お気に入りのリップを塗っても、

1つ、スカートを折ってみても。

毎日変わらない。



挙句の果てには、

好きな人から、私の好きな人の好きな人の話を聞くなんて、辛いばかりだった。



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