青い花びらが落ちて
解答用紙は赤ペンで全部訂正されてて、

ある意味すごいなと思う。



? 「おい、しゅうた。早く」

不機嫌そうなトーンで前から歩いてきた人。

内水 「あ、ごめんごめん。浩樹。」

いつき 「だれ?」

なつみ 「川谷。内水の友達。」

川谷さん 「何やってんほんま。 そんなんやらんでええやん。めんどくさい。」

多分、川谷さんは勉強が苦手と言うより嫌いなんだろう。

川谷さんはこっちを見て、『だれ?』という顔をしてきた。
それはこっちのセリフでもある。

いつき 「は、初めまして。」

川谷さん 「え、あ、おう。」
初めまして、という言葉に戸惑ったのか他人行儀な関係の中にいる私達ふたり。

内水 「いつきやで。なつみの友達。」

『え、いつき?私?』
初めてあってすぐに下の名前で呼ばれて心臓がドキッとした。


川谷さん 「ふーん。」




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