世界にひとつのどこにもない物語
狼谷は少しだけ考えると、
「まあ、ええで。
着替えを取りに行くっちゅーならええわ」
そう言ってくれたので、まやはホッと胸をなで下ろした。
これで着替えを取りに行くなと言われたら、彼を1発殴って心の中にたまっている罵詈雑言をマシンガンのようにぶつけようかと考えていた。
「じゃあ、すぐ戻りますので…」
「待って」
その場から立ち去ろうとしたら、狼谷に腕をつかまれた。
「な、何ですか?」
気が変わってしまったのだろうかと思いながら、まやは狼谷に聞いた。
「心配やからついて行ったるわ」
「はい?」
(たかが着替えを取りに行くだけやろうが)
そんな理由で心配だと言われた意味がわからない。
「まあ、ええで。
着替えを取りに行くっちゅーならええわ」
そう言ってくれたので、まやはホッと胸をなで下ろした。
これで着替えを取りに行くなと言われたら、彼を1発殴って心の中にたまっている罵詈雑言をマシンガンのようにぶつけようかと考えていた。
「じゃあ、すぐ戻りますので…」
「待って」
その場から立ち去ろうとしたら、狼谷に腕をつかまれた。
「な、何ですか?」
気が変わってしまったのだろうかと思いながら、まやは狼谷に聞いた。
「心配やからついて行ったるわ」
「はい?」
(たかが着替えを取りに行くだけやろうが)
そんな理由で心配だと言われた意味がわからない。